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正体不明のMOTHER ₿ADA$$について。

何故この謎のアーテイストと専属契約を結ぶことになったのか?その経緯は以下↓の通りです。
(少し長いですが是非読んでみてください。)

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ある日、GOSETTE TAPE RECORDSに『M₿$$』という正体不明の差出人からの料金不足の郵便物が届いた。
あまりの胡散臭さに、私はこれを受け取るべきなのか悩んだ挙句、興味に負けて不足額を数十円払いその包みを開けた。

そこには、自分達の音源をリリースしたいのだが、以下の条件を飲んでもらえるか。と交渉めいたことが書かれた手紙とデモ音源入りのUSBメモリーが入っていた。

その条件は

①匿名の為、名前や顔を公表しない。
②匿名の為、レコ発など含むライブ活動は一切行わない。
③匿名の為、本人達によるプロモーションは一切行わない。
④GOSETTE TAPE RECORDSにも一切の素性は明かさない。(お互い詮索もしない事。)
⑤連絡は全てエージェントを通して行う。

以上の条件でリリース可能なのであればエージェントに(090-9☆32-1☆☆☆)連絡をするように、と書かれていた。

正直、こんな形でリリース依頼されることは、レーベル開始以来初めてのことだ。
まさかこれは…友人が私をからかった巧妙なイタズラ、ドッキリなのではないか?と疑心は拭えないまま、同封された音源を再生した。男女のもつれから慰謝料の請求にまつわる斬新なリリックとメロウな音楽に興味が湧き、この何者かもよく分からない人物のリリースの話を進めることに面白がっている自分がいた。

早速、書かれたエージェントの電話番号に問い合わせてみることにした。

3コールでM₿$$のエージェントだと名乗る80歳くらいの老人が電話の応対に出た。

「MB$$の条件は全て承諾するので、リリースの準備を進めましょう」と前のめりに伝えるが老人の耳が遠く、話が通じない様である。
その交渉は非常に困難で、多くの時間を費やすこととなった。
老人は耳が遠い上に何を言っても「ホホホ…!本人に聞かなくちゃわからんからねぇ〜」と言うばかりで一向に話が進まない。
どうしたらいいものか。

何度かその電話のやり取りで交渉に約4ヶ月の時間を費やして、ようやく発売日が定まった。

また、この4ヶ月のやりとりの間にエージェントの老人の個人的な情報を知る事となる。
老人は渋谷区在住の84歳年金暮らし、若い頃はかつてアメリカに在住、ピータールーガー主催のステーキ大食い選手権で優勝経験のある人物だった。(10.5ポンドのステーキを食べた記録は未だに破られていない)
また、マイケルジャクソンにムーンウォークを教えたのは自分だとか、バブルス(猿)は標本にされたのでは無くAI化された後に上野動物園で楽しく余生を過ごしているのはここだけの話だとか…etc 眉唾物の知識も得ることとなった。

そんな中、M₿$$に関する重要な事実もいくつか分かった。

①『M₿$$』は『MOTHER ₿ADA$$』(マザーバダス)の略だという事。
②エージェントの老人宅とM₿$$の集まる場所がどうやら近所で依頼を受けることになったという事。
③M₿$$メンバーは渋谷の某T HOTELに出入りし製作をしているらしいということ。
④メンバーの1人にマサキという人物がいるという事…。(性別は不明である)

4ヶ月の交渉で分かった事はこれだけである…。

このM₿$$と名乗る謎のクルーをどのようにリリースさせるべきか?!頭を悩ませた私は腹をくくりGOSSETTE TAPE RECORDSとの2年間の専属契約を結ぶ事を条件に、全面的バックアップするという事で契約が纏まった。